2012-12-19

家に着き、軽い夕食をとる
一息ついた後、突然、走りたいという強い衝動に駆られる

自分の体と心にたずねる
体よりも心のほうが、より強くランニングを欲している
いつもとは逆だ
トレーニングウェアに着替え、急いで外に出る

この時期にしては寒くない
ランニングに最適だ
しかし、2週間ぶりのランニング
体力に不安がよぎる

しかし、だ
予想に反して、体が軽い
スピードが上がる
にわかには信じられない
スピードがさらに上がる

しばらくして気がついた
今まで背負っていた錘がない
どこに降ろしたのだろうか
絶対に降ろすまいと誓った錘
到底、降ろせると思えなかった錘

それでも、気づかぬ間に降ろしていた

降ろしたいとも降ろせるとも考えなかった事が自分を支えていたはずだ
自分の小さなプライドを賭けていた錘だった


コース終盤に差し掛かった
家が近づいてくる
ランニングも終盤
終わりも近い

0 件のコメント:

コメントを投稿