2013-05-28

ワークライフバランスとリストラリスクのリトマス試験紙

今の会社には

「残業は悪だ」

という雰囲気がある。大変な結構なことだ

だからというべきか、といいつつもというべきか、多くの社員は7~8時ごろには退社する。
一秒も残業をしないことが、この会社のワークライフバランスだ。
一方、以前勤めていた会社は、残業など当たり前。もっと言えば、

「残業が当たり前」

なのではなく

「長時間残業が当たり前」

だった。つまり、体力と気力が続く限り働く必要がある。その会社は

「できる様にやる」

という選択肢はない。あったのは

「求められることをやる」

だった、と今にして思う。

長時間残業に嫌気がさして今の会社に転職した。だけど、1秒も残業することがベースにある今の会社の不調の根底には、こういう行動があるのかもしれない、などともなんとなく思う。

その意味で、残業時間と業績の関係は、ワークライフバランスとリストラリスクのリトマス試験紙に違いない、、、といったことを、ほとんど人が家に帰って閑散としたオフィスで思いをはせる日々なのであった。

2013-05-27

2013年5月25日余笹川

25日は栃木県那須町の余笹川へ渓流釣りに行きました

24日金曜日は夜8時半ごろ仕事を終え、ご飯を食べた後、確か10時過ぎに家にたどり着きました。夜8時半とはいえ、すでにオフィスはもぬけの殻。今日もがんばって働きましたという感じなのです。で、家に帰るすがら、釣りに行くべきかどうか、相当迷ったわけです。が、今の時期渓流釣りに行かなかったら、いつ行くんだ!と考え直し、2回ほど洗濯を終えた夜12時過ぎに家を出発。ガソリンなどを入れつつ、先週、年券を買った那珂川の上流を目指すべく東北道を北上すること2~3時間、確か夜3時ごろに那須高原SAに到着し仮眠を取りました。

で、朝、目覚めたのが朝8時半ごろ。
すでに、観光客がウロウロしている、、、、着替えるのも恥ずかしかったので、そのままSAを出発。たしか白河ICで東北道を下りました。顔洗ったり身支度を整えたかったので道の駅を探すも見つからず・・・4号線を南に向かうことしばしで、なんと、仮眠を取った那珂高原SA下りに戻ってきてしまいました。

まあ、仕方ないので、顔を洗ったり身支度をして再出発。黒磯PAで東北道に下り、目的の川を目指しました。が、さすがに始めてきたので場所が分からない。ウロウロすること30分くらいで目的地に到着するも、先客がすでにいる。それもそのはず、だって、すでに10時ごろなのだから。

仕方なく場所を変えようと思い、板室温泉のほうに行き本流の様子を見るも、こっちもたくさん釣り人がいる。。。さらに北上、那珂の道の駅で小休憩。行くあてもなく、再び白河方面に進むこと30分くらいで、余笹川沿いの公園につきまいした。たしか、すでに12時ごろ。

あまりにもベタな雰囲気なので、先行者がいるとしか思えなかったのですが、他に行くあてもなかったので、余笹川で釣ることに。大して期待せずにフライを投げると、公園のすぐそばにもかかわらず、ボチボチお魚さんたちがフライに反応してくる。あれー、と思いつつ、おもいかえけず早々に手手のひら大のヤマメさんをゲット!らっきー、なんと2年ぶりのヤマメです。せっかくだから写真を撮ればよかったのですが、なんとなく撮らずに、そのままリリース。

で、その後も、ボチボチ、フライにお魚さんたちが反応してくる。だけど、なかなか釣れるところまでいかない。腕が悪い、、、というよりも、渇水気味でお魚さんたちが乗り気にならないんだよー、、、と自己弁護をしつつ3時間ほど釣りあがり、最終的にたしか2~3匹のヤマメをゲットしました。

これらが余笹川の風景たち
とてもきれいなところで癒されました


で、2つ目の堰堤が現れたところで、これ以上奥に行くのも怖くなったので納竿としました。で、確か3時ごろ駐車場に戻ってきて、再び、公園の前でしばしつりをするも、さすがに何も釣れない。これにて、本当に終了ということにしました。

さて、家に帰るかと思って、東北道のICを目指していると、チーズケーキ工房Maniwa Farmを発見し、ベークドチーズケーキを買うことに。

これがManiwa Farm

牧場で買っているであろう牛さんたち


チーズケーキを買った後、牧場が続く高原地帯を下り、那須高原SAから東北道に乗りました。で、車を走らせること2時間半くらいで、家に戻ってきました。

ベークドチーズケーキは家で食べたのですが、まあ普通においしかったです。

今年は、2年ぶりに、小さいながらもヤマメさんの顔を見れたので、すごくラッキーでした。そろそろ梅雨入りしちゃうので、釣りが難しい季節になっちゃいます。が、今年は、仕事でも余裕が生まれつつあるので、できる限り渓流つりにいきたいなーなどと思いをめぐらしつつ、貴重な休日も過ぎ去ったのでございます。

2013-05-11

職業的マーケティング分析者

マーケティングという分野でデータ分析するようになって、それなりの時間がたった。ちょっと前までは、お客さんのためにデータ分析すればよかった。だけど、最近は、年下の人が行った分析や、データ分析という点から会社が進むべき方向について、アレコレ意見をしなきゃいけない立場になりつつある。

どっちもすごくめんどくさい。個人的には、会社の方向性を考えることは、明日の自分の給料そのものなので、多少はがんばる気になる。が、年下の子の指導は、がんばる気にならない。

がんばれない理由は、、学校でデータ分析やマーケティング、プログラミングを習っていない子を分析部門に配属するからだ。他人様のためにデータ分析する会社であろうが、自分の会社のために分析する部門だろうが、その辺の事情は変わらない。となると、新卒の子を、手取り足取り、ゼロからデータ分析を教えなきゃいけない。重要な順に、彼らが知るべきをあげるとこんなところだ

  1. データ処理ツールの使い方                      ----- エクセル・RDB・SQL・統計ツール・マクロ
  2. 分析対象業界のビジネス慣行と消費者の特性 
  3. サラリーマン的お作法・お客さんとの向き合い方
  4. マーケティング・経営戦略                         ----- STP・ブランド論・5Force・3C
  5. 統計学                                                 ----- 検定・推定・多変量解析
  6. 最近は英語!

自分も全部できてる気はしないけど、分析者としてお給料をもらうのであれば、これらの項目をそれなりに知ってることが必要だ思う。しかも、最近は、英語が加わりつつある・・・。だけど、新卒の子は、どのひとつも学んできていない子しかいない。しかし、いつも、なんとなく思うのだが、知るべきことがあまりに多すぎて、あるいは、彼らの事前準備が、あまりにも少なすぎて、教わるほうは消化不良、あるいは、おなかいっぱいのようにみえる。まあ、現実的には、教わるほうが負担が大きいのだが。

まあ、自分も殆ど何も知らなかったのも事実だ。けど、データ分析のやり方、統計学自体は、学校で習ったし、英語もそれなりに勉強した。で、そのうえで職探しをした。データ分析する分野で修士論文を書けば、この辺の基礎テクニックは、自然に身につくはずなのだ。その意味で、仕事をしながら憶えたのは、業界の事情やマーケティングあたりか。それも、教えてもらったというよりかは、自分で働きながら学んだ気がする。それでも、働きながら、実務やマーケティングを学ぶのは、結構大変だった、、、記憶がある。

過去数年にわたり、そんな状況を目の当たりにし失望してきた。会社が変わったけど、状況には変わりはないし、むしろ酷くなったくらいだ。おそろしく基本的なこと、たとえば数表にはタイトルをつけましょうとか、自分が作っている数表の内容は理解しましょう、、、といったことを説明するにつけて、そもそも、この子たちの会社人生の面倒を見る気なんてないのですけどーーーなんて考えがよぎったりして、なんだかなーーーとおもわざるを得ないのでございました