2016-02-13

Forrest Gump


Forrest Gump(1994)
トム ハンクス



映画を見なくなって久しい。最後に見たのが思い出せないくらいだ。
色々あった十何年間を取り戻すべく、Huluにはいって映画を見ることにした。
見るべきものはたくさんある。なんせ、全然見ていないのだから。

で、フォレストガンプ
アカデミー賞を6部門を独占した名作、だそうだ。
一言でいえば、裸の大将のような内容のヒューマンドラマ

知恵遅れと言ったら言い過ぎかもしれないけど、小学校の時、知能指数低いと診断された主人公のフォレストが、ただひたすらに純朴に、仲間や組織の約束を守って生活をした結果、経済的・社会的な成功を納めたという話。

今日も、不倫を週刊誌にすっぱ抜かれた国会議員が辞任する騒ぎがあった。こういう人(
宮崎謙介)を見るにつけ、なんでこいつが議員になれたんだ?と思うのだ。表面的に立派なことを言って、上手く議員になったこいつの本質とは、自己顕示欲と見栄の塊にちがにないと思うのだけども、結局のところ、口先と見かけだけで、こいつを当選させたのも有権者なのであり、しょせん、他人様の評価など当てにできないなと思うのです。さらに、不倫していたのも、こいつだけじゃないよな(細野 豪志)とか、きっと、普段から女癖わるいんだろうなとか、このくらいじゃないと政治家は務まらんのだろうなとか、いろいろ思うわけです。

といった世知辛い世の中で、ただひたすらに素朴で純朴なForrestをみると、本当に心があらわれる。そして、やっぱり正直者はちゃんと報われてほしいと思ってしまう。世の中をうまく渡れない大多数の人たち(もちろん、自分も)は、純朴なForrestの社会的・経済的成功の中に、愚鈍なわれわれ自身の社会的な成功を透かして見ているに違いない。

ただ、一方で、知能が低い人を純粋・純朴だとみるのも、ある意味で、そうでない人たちの勝手な偏見ではないか?とも思ってしまう。でも、これは、ヤボな突っ込みだと思う。なぜならば、うすのろForrestとは、私たち自身のことなんだから。

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