2011-03-23

過熱しない原発報道

今日も原発ネタです。

なんと、ついに、今日の夜、3号炉?の中央制御室に電気が通ったそうです。
あと、懸案の2号炉も、故障している冷却ポンプを交換すれば、なんとか炉の冷却を始められるかも、とのこと。関係者の懸命な努力の結果、事態収束まで、一歩一歩ですが確実に近づきつつあります。まだ予断は許さないのですが、この調子でうまくいくことを願うばかりです。

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さて、今回の原発事故、天災が事故原因だったとはいえ、思いのほか、マスコミがセンセーショナリズムに走らなかったことが、印象的でした(or ですね)。

放射線が空中にばら撒かれても、今回の報道は、思いのほか落ち着いています。ホント、この落ち着きようは、マスコミは、東京電力や政府から、お金をもらっているのか???と疑いたくなるほどです。

といっても、正直な話、今までがひどすぎた、、、という気がしなくもありませんが。

思えば、15年前くらいにおきたJOCの臨界事故のときのことです。そう、JOC臨界事故とは、東海村にある原発用燃料を作っていた工場が臨界事故を起こし、強い放射線を浴びた数名の作業員の方がなくなったという大事故です。

で、その時のマスコミの報道がひどかった(と思う)。

臨界事故によって、東海村に住む人が、今にも放射線の影響で死ぬ!というようなトーンで報道しまくっていた記憶があります。特に、東海村の住人が「放射線の影響で体がダルイ」などとインタビューで答えようものなら、それ見たことか!って感じに、鬼の首を取ったように、放射線の危険性を煽りまくっていた覚えがありますね。

確かに放射線は危ないと思います。が、東海村の人が放射線の被害を訴えたからといって、被害の原因を放射線に帰すのは、いかにも安直な報道だよな~という気がしていました。

で、今回は、そのような煽るだけ煽って、はいさよなら~などという報道もなく、珍しく落ち着いているなあ~なんて思う今日この頃なのでした。

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