2011-03-15

放射能の人体影響への基礎知識

地震が起きて、5日目に入りました。

今日は、通勤で使っているつくばエクスプレスが、なんと午前10時~午後8時まで運休なのです。と言うことで、会社には行かず、自宅待機することにしました。

--------------------------------------------

で、家ではニュースを見ていたのですが、昨日、今日あたりから、福島第一原発の復旧が、相当難しい状況になりつつあるようです。昨日までは、建屋の屋根が吹っ飛ぶ程度で済んでいました。が、今日になって、何が原因か良く分かりませんが、結構な量の放射線が環境中に拡散しているようです。検出された線量は、昨日は数十μSV位でした。が、今日になって、原子炉建屋のすぐそばで400mSVが検出され、素人考えですが、許容範囲の上限にひたひたと近づいてきている気がします。
で、その時、そういえば、かつて千葉県は稲毛にある放射線医学研究所によく行っていたことを思い出し、HPを見てみたら、こんな感じのまとめが書いてありました。

放射線医学研究所
東北地方太平洋沖地震に伴い発生した原子力発電所被害に関する放射能分野の基礎知識
平成23年3月14日 13時50分更新

放医研(ほういけん)とは、放射線を利用した医学を研究する国の研究所です。強い放射線(γ線とか、粒子線)をガンにあてて、ガン細胞をころすとか、その手の治療というか研究をしている所のはず、、、です

で、放射線の人体への影響で、われわれが知るべき事は、こんな事でしょうか。

(1) 人体に悪影響(長期・短期)をおよぼす線量には閾値がある(=閾値以下なら問題ない)
(2) 被爆(するかもしれない)量は、普段の生活における健康リスクで相対化できる
(3) 被爆を防ぐ手段がある

(1)と(2)はとりわけ重要だと思います。「放射線」と聞いただけで、「とにかく危ない!」と反応しがちです。が、必ずしもそう言うわけではありません。つまり、放射線を浴びても、それなりに許容量があるのです。さらに、そもそも病気や死のリスクは、放射線以外にもたくさん存在します。

(3)も大事ですよね。弱い放射線なら、家の鉄板の雨戸を閉めるだけでも、まあ効果があるのではないでしょうか。

ということで、あまり慌て騒がず、正しい知識をもって落ち着いて行動するのが吉なんだと思います。まあ、だからといって、何も問題ないというわけでもないのでしょうが。

あと、放医研の類似の施設に、広島に放射線影響研究所というのもあります。
放影研は、原爆や放射線の人体に対する影響を疫学的に研究している施設だったと思います。

放射線影響研究所

こちらのHPも、わかりやすく放射線の影響をまとめてあるので、かなり参考になる気がします。

ということで、今回も震災ネタなのでしたー

0 件のコメント:

コメントを投稿