2015-02-24

2015年ポルトガル旅行5  ~2月10日(月) リスボン~ナザレ

3日目は、リスボンからナザレへ長距離バスで移動した。

朝8時ごろ起床、ご飯を食べた後、荷物をまとめる
たしか、10時ごろ、ホステルをチェックアウト、出発。前日までの快晴が一転して、小雨模様。地下鉄バイシャ・シアード駅まで、スーツケースをゴロゴロ引っ張って歩いていく。駅の改札で、Viva Viagemを再び購入した。しかし、リスボンには3日間いたけど、3回このカードを買ってしまった。やっぱりなんだかんだ言って、緊張しているようだ。地下鉄Linha Azulに乗車し、セッテリオスバスターミナルがあるJardim Zoologico駅まで移動。地下鉄駅はポルトガル国鉄のセッテリオス駅と直結していた。駅をでると、すぐにRede Expressorのバスターミナルが見えて、すぐに到着。10時50分ごろ。

12時発のナザレ行きチケットを1枚を、窓口のおばちゃんから購入する。
12時ちょっと前、ターミナルにバスが到着。すぐに乗り込むと、しばらくしてバスは出発。


ターミナルを出たバスは、すぐに高速に乗った。風景を眺めると、すでに、緑ゆたかな丘陵地帯にところどころ新興住宅地が点在している。新興住宅は、一戸建てでも集合住宅でも、オレンジ色の屋根に白壁は共通している。統一感がある景観は、何度見ても美しい。ポルトガルと比べれば、日本は、統一された景観が本当に少ないと思う。だけど、そんな移り気で、よく言えば柔軟なところはは日本の良さなのかもしれない、といったことをつれづれ考えているうちに、午後2時ごろナザレに到着。

海辺の町ナザレは、ヨーロッパ内でもより裕福な国、イギリス・フランス・ドイツあたりの保養地のようだ。さすがに、今は冬のシーズンオフ、観光客は少ない。海岸沿いの歩道を歩いて、今日泊まるのホテルに10分ほどで到着

Hotel Mar Bravo


チェックインした部屋から窓から海が見える。部屋もきれいだ。一休みした後、早速、ナザレの街を探索する。まずは、ケーブルカーに乗って、崖の上に行くことに。ホテルでてケーブルカーの駅を探すが、なかなか見つからない。同じところを2~3回まわってようやく発見。というより、何度も前を通り過ぎていた建物がケーブルカーの駅だった。往復3ユーロのチケットを購入し、ケーブルカーへ乗車、ほどなくして出発。


5分ほどで、崖の上に到着。崖の上の展望台にやってくると、本当に素晴らしい眺望が広がっている。なんども、同じような写真を撮ってしまった。晴れていたら、もっと素晴らしい景色だったかもしれないけど、それでも十二分に満足。


住宅街をぬけ、そのままサンミゲル要塞へ。
手すりもフェンスもない遊歩道を歩く。


再びナザレの街を望む



たぶん乗馬クラブの案内


 サンミゲル要塞へ到着。現在は、灯台になっているようだ。中には入れない。




崖の上からナザレとは逆側の展望。手つかずの自然が残っている。日本は、海辺ぎりぎりまで町が広がっているので、もはやこんな自然はのこっていないなどと思いつつ、ケーブルカー駅からホテルに再び戻る。

一休みした後、夕食に出かける。レストランに入る前に、お土産物屋さんに立ち寄る。そろそろ、なにかお土産を買いたいと思いった頃だった。お土産を物色してると、手編みのセータを見つける。すると、様子をうかがっていたお店のおじさんとおばちゃんがが出て、だれのお土産なのか?と聞く。とっさに、母親のだと答える。すると、その場が温かい雰囲気一気に包まれた。身長はどのくらいかとか、どんな色がいいのか?とか、この色はどうだとか、これはナザレの漁師の主婦がてあみでつくったんだとか、すごく親身に、いろんなことを教えてくれる。正直な話、両親仲が悪い家庭で育った自分にとって、温かみがある、仲が良い両親とはこういうものかもしれないと、ほのぼのとした気持ちになる。いろいろ見た結果、アイボリーのフィッシャーマンセーターを購入。手編みなのにすごくリーズナブル、たった20ユーロ。ユニクロよりも安い。

そのまま、崖下のサンミゲルという、その町の中ではやや高級なレストランに入る。


お店に入ると、なんと日本人の団体さんとばったり。レストランは、日本人のオバちゃんツアーと、ほかに、一組しかいない。話しかけられないように、遠くに座る。オバちゃんたちの周りだけは、日本の居酒屋なみに、がやがやしている。無理もない、言葉が通じる仲間とこんな素敵な空間に来れば、だれだって興奮を抑えきれないと思う。

気を取り直して、メニューをみて、スズキ、というかセイゴの塩焼きと白ワインをいただく。Sea bassをほしい、というと、ウエイターは、「Sea bassはスズキだよ」と教えてくれる。親切だ、といより、日本人、たくさん来ているんですね。しばらくして、サーブされたセイゴは、シンプルな塩味だった。ただし、泥臭さ・生臭さは全くない。とても新鮮な証拠だ。生まれて初めて、ナイフとフォークで、魚の塩焼きを食べる。白ワインとの相性もとても良い。量、味付け、鮮度、すべてパーフェクトだった。さすが、日本人ツアー御用達のレストラン。


食べ終わって、お会計を済ませた後も、団体のオバちゃんたちの宴会は続いていた。ウエイターは、オバちゃんたちの目の前では親切なのだが、ちょっと離れて様子を見る姿は、すごく冷やかだった。無理もない。

すこし、町の中をぶらついた後、そのままホテルに帰った。
ナザレ、本当にきれいな街だった。今度は、できるものなら夏に来たい、そんなことを思いつつ寝床についた


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