2013-04-21

さとなおさんとマーケティング

さとなおさんのHPは、結局、買わなかったけど「うまひゃひゃひゃさぬきうどん」とかジバランのころから、ずーーと、たまに見ています。むかしは、どのレストランでデートすべきかを、ジバランの感想を調べて考えたものです・・・はあ。で、今回のネタについて。

さとなお.com

シャープやパナソニックやソニーの凋落を、広告人や広告会社はもっと恥じるべきじゃないかな

 最近、広告人と話すとき、「シャープやパナソニックやソニーの凋落をどう思うか」と話題を振ってみることがある。 そして少し絶望的な気分になる。 誰もそのことを恥じていないからだ。

 (中略)

 シャープやパナソニックやソニーがこれまでどれだけ広告費を使ってくれたか。 そして我々広告人や広告会社は、商品広告のみならず、イメージ広告やブランド広告、イベント、販促などを駆使して、シャープやパナソニックやソニーのファンを作ってきたはずなのである

 (中略)

 広告は、シャープやパナソニックやソニーをはじめとするクライアントの「本当のファン」を作れてこなかった

(省略)


さとなおさんって、前から思っていたのですが、まじめというか、一途といか、とっても真面目な方なんですよね。代理店が、ここまでクライアントの商売に責任を持つべきか?ということについて、いろいろご意見、というか批判があるようですが、個人的には理想的な正論かな、、、、と思います。といっても、僕は代理店の人間ではありません。

傍目からみて、広告代理店は、マーケティング業界の中では、マーケティングそのものにかかわろうとする意識は高い気がします。特に電通は、いろんな外国のマーケティング本を紹介してるし。しかしながら、金をもうけているのは、メディア売買ってのも事実でしょうかね。ということで、代理店は、マーケティング戦略のサポートを看板に掲げるほどには、マーケティングにコミットしておらず、現実的にはメディア商社なわけです。

ということで、マーケティングそのものまで視野に入れるとなると、メディアの使い方と、消費者へのアピール方法しか知らない代理店が、クライアントのマーケティングを支援することなどできない、ということにもなる気がする。事情は、勤め先だった調査会社も同じで、マーケティング戦略の支援を看板に掲げるけど、現実的には、調査さえしてもらえば、調査会社としては万々歳なわけで。

個人的な感じでは、ブランドの担当者が、メディア系(代理店)と商品系(調査会社)の提言や調査結果をまとめていた感じがしますね。メディアは短期的に認知を上げる施策が中心で代理店が注文をもらっていて、長期的な施策は、どちらかといえば商品系の施策で、調査会社が注文をもらってた気がします。そもそも施策は論理的・戦略的というよりも、担当者の好みの影響の方が強い気がする

露骨に言うと、代理店が商品開発やブランド戦略・経営企画系の仕事がほしいということなのでしょう。だけど、その辺までくると、経営コンサルもいろいろ商売しているはずで、それはそれでややこしくもあり。

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