2011-01-30

寄付のマーケティング

最近は下火になったようですが、去年の年末はタイガーマスク現象が話題になりました。タイガーマスク現象とは、年末に伊達直人を称する、どこかの善良なお方が、孤児院に20個のランドセルを贈ったという、それはそれは美しい物語のことです。

で、孤児院側としては、
「ランドセル贈ってくれてありがとうございます」、、、
ということなのですが、実際の所は
「事前に必要なものを聞いてください」とか、
「おなじ寄付するなら、現金で、、、」
というのが本音なようです。

まあ、当然ですねー

で、何となく思ったのですが、寄付って、贈った感が大事なんだろうなーってことです。

たとえば、今回の例で言えば、善良なお方は、べつに現金を送ることもできたはずですよね。でも、孤児院に現金を寄付って、送る側からすればチョット味気ない、というか冷たい感じがします。

そう考えると、今回の、「孤児院で育ったけど、社会的に成功したタイガーマスクが、年末に、孤児院へランドセルを贈る」っていうのは、寄付する人の寄付することで得られる満足感、あるいは寄付の物語として絶妙な組み合わせだったんだろうなーと言う気がします。

ということで、寄付にもやっぱりマーケティング、言い換えれば、寄付する人が、寄付することで得られる満足感とか、寄付をしたくなるような寄付ストーリーを重視した施策が必要なのかもなんて、漠然と思ったのでした。

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