2014-08-26

会社と心中する気はございません

牛丼チェーンのすき屋が、混乱に陥っているのは周知のとおり
本当に、めちゃくちゃ以外の何物でもない

で、つれづれ思ったこと

牛丼は、やっぱり吉野家が一番おいしい、というか食べなれていることは間違いない。だけど、吉野家がすき屋や松屋にかわっても、まあ、ほとんど問題ない。という事実を逆手にとって、すき屋は、従業員を馬車馬のように働かせることで、驚異的に売り上げを伸ばしてきた、と思う。

で、この馬車馬のように働かせて、というところが腹が立つ。

企業家というか、自分で商売している人が、馬車馬のように働くのは、お前の勝手だと思う。だって、儲けた金、会社に再び投資しようが、従業員に還元しようが、はたまた、おねーちゃんがいるクラブで豪遊しようが、それはそいつの胸先三寸だからだ。だけど、従業員は、企業家の指揮下で働いている。会社がどんなに儲かっても、多くの場合、取り分の多くは経営者や企業家がもっていくのであって、その残りを、従業員が分ける。建前は逆かもしれない。だけど、企業家のほうが取り分が多いのは、世の常だし、もし、そうでなかったら、なんで起業するの?と聞き返したくなる。

で、競争力がないすき屋のような企業が儲けようとした場合、経営者が薄らバカで、何も考えていない場合、いとも簡単に従業員をこき使って売上を伸ばそうとする。だって、商品力がないから、従業員にチキンレースさせるしかないのだ。その意味で、商品力を高めるよう道筋をつけないのは、経営者の罪悪だと思う。だけど、それを怠り、かつ不景気に乗じて、従業員をこき使って儲けようとする企業家は、人間の風上にも置けない卑怯者だと思う。

しかも、死ぬほど働いても、結局時給しか払わない従業員に向かって、会社の利益を、自分の裁量で、自分の懐に収めることができる企業家が、自分たちが起業したころのように従業員が働かないといって批判するのは、俺たちの懐を肥やすために、従業員は死ねばいいと言っているのと変わりない。本当に、勘違いも甚だしい。

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ところで、とある会議で、経営者が、売り上げが予定よりも足りないのは、お前らの努力が足らないからといっていた。

まあ、それは認める。だけど、経営者のほうも、従業員に負けず劣らずもボンクラなんだからな、あるいは、従業員のバカさ加減は、経営者のバカさ加減の写し鏡なんだからなとか、俺は、お前らのプライドを保ちつつ、売り上げが伸びる方法を考える気なんてさらさらないからな、なんてとことを、心の中で噛みついてやったのであった

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