2010-09-03

Chikirinの日記:グローバリゼーション ステージ2

またしても、といっても相変わらずの放置ぷれい真っ只中なんですけが、Chikirinの日記に書いてあったことに意見してみる

Chikirinの日記:グローバリゼーション ステージ2
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20100831

Chikirinの言いたいことって?

色々書いてあるんですが、どうもChikirnが言いたいことは、こんなことだと思われる

  • 日本企業はコストの安い中国企業を下請けに利用して、世界に先駆けてコストの安い商品を高い値段で売ることに成功し利益を投資家や日本国内の従業員で山分けすることができた。そして、このビジネスモデルが、元祖・経済のグローバル化の意味だった
  • が、日本企業は、自分たちが作ったグローバル経済(市場)に足元をすくわれている。下請け中国企業は技術を身につけ、さらに販路を自分たちで開拓し、のコピー商品を作っている。コピー商品は、日本企業が手の届かない発展途上国で市場を席巻している。これもそれも、日本企業のブランド代(プレミアム)が高すぎたから。そして、これが、第二のグローバル化といわれるものだ。
  • 中国製コピー商品は、日本製品がコピー製品と同じ価格になるまで売れ続けるだろう
ですかね

これって裁定取引?

Chikirinの日記は、品質的に同等な中国コピー製品レベルまで日本製品の価格が安くなるまで競争が続くといっていて、それを裁定取引が働いているからといっている。でも、これって裁定取引なんですか?わたしのイメージでは、裁定取引って、高い物を買わされていた人が、自分の情報量が増えることて、適正な値段(つまり安く)で買えるようになることだと思うのですが。(安く買うのは別の人でも良いと思う)

その意味で、いま、日本企業にだまされて高い値段で買わされている先進国、つまり中国コピー製品がはびこれない先進国こそ、日本企業が、裁定取引を成功させている相手なのではないでしょうかね。

Chikirinが言っている裁定取引は、単に安く作って安く売るってコトと同じですよね。う~ん、これも裁定取引なんでしょうか、わたしには、わかりません。ただし、途上国で実績を作った中国製品が、日本企業の裁定取引をぶち壊す可能性は高いですね

ブランドとコピー商品と裁定取引

そもそも、、、なんですけどコピー商品と、自社ブランドを低価格で売ることは、全く別のことですよね。では、なぜ、中国製品は日本製品の名を語って安く売るのか?答えは簡単。発展途上国でさえ中国製品は売れないからですよ。(あるいは、中国製品より日本製品といったほうが売れる)

では、なぜ中国製品が売れないか?それは、モノに困っている発展途上国でさえ、中国製品の品質を消費者が信頼していないからでしょう。一般的に、買い手は買って使うまで商品の品質が分かりません。となると、品質の根拠が大事になるのですが、それが商品のブランド(評判)ということになります。結局、中国製品がコピー商品を語ることこそが、消費者にとって商品の品質が劣っていることの証拠となるのと、先進国で日本製品が裁定取引(か?)を成功しさせている理由ですよね。あと、そもそも日本製と中国製の品質が同じなら、コピー商品である必要すらないと思う。

コピー商品がコピー商品である条件は?

さらに、よく考えると、コピー商品はブランド商品(コピー元の商品)より品質が高くことはありえないと思う。というのも、コピー商品の方がブランド商品より品質が高ければ、コピーを語る必要がないい(自社ブランドで売ればいい)し、むしろコピーのほうがブランド品より品質が高ければ、本質的には競合であるブランド商品の評判を高めてしまう(敵に塩を送る)から。また、品質が高いコピー商品を作っていたことを、世間に公表することもできない(違法)。そう考えると、コピー商品とは、ブランド商品より品質が低いこそがコピー商品であるための条件なのだ

現実的には?

まあ、いろいろ書いたけど、現時的には、中国企業は、コピー商品を作ることで技術や商売カンを身につけて、最終的には、自社ブランドの立ち上げに成功するってのが王道パターンなんだという気がしますね。結論はChikirinと同じだけど、、、、、まあ、結論だけですね。

今日も、書き散らしてみましたー

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