マンガ嫌韓流 (ムック)
山野 車輪 (著)
晋遊舎 (2005/07)
日本が朝鮮半島を支配する大義名分を真に受けて、植民地政策をまとめなおしたマンガ本。
このマンガは、日本が朝鮮半島を支配する時に使った大義名分を鵜呑みにした、ストーリを展開します。例えば、日本が韓国の近代化を推進した、ハングルの識字率を高めた、などなど。
まあ、それ自体は事実かもしれない。だけど、それは、日本が朝鮮半島を植民地支配する時の施策の一つ。そのことがよく分かるのが、朝鮮半島出身の知事の割合の例。
このマンガによると、当時(ただし、どの当時かは不明)、知事の40%が朝鮮半島出身の人だったそうだ。この事実から、日本の植民地支配は、民主的だったと、著者は主張する(p.227)。
しかし、この話にはからくりがある。実は、朝鮮半島における日本人の人口比率は、たった3%。結局、人口の3%しかいない日本人が、知事の60%をしめていたことになる。これを支配といわずに何と言うのだろうか?
ストーリーは、この手の曲解だらけ。だから、内容は評価できない。でも、所詮マンガ。娯楽だと思えば、、、、許せるのかなあ???
まあ、いずれにしても、まったく評価に値しない。
このマンガに価値があるとするなら、次の点かなあ
「日本人から見た『韓国の反日教育』」を「日本人による『反韓思想』」として、まとめた事
かもしれない。
韓国に何の思い入れもないぼくでさえ、韓国の反日の様子を見ると、辟易することがある。まあ、著者に、そんな深い洞察があるとは思えんが。
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