2013-02-28

九州縦断旅行4

23日(土)の午後は、長崎から雲仙温泉に移動しました

たしか13時の長崎県営バスの雲仙温泉行き特急バスにのりました。で、田舎の国道をはしること確か1時間半くらいで雲仙温泉に到着しました。バス停で下りると、浴衣を着た若い女子がなにやら話しかけてくるではないですか。なんなんだ??とおもったら、宿泊する旅館富貴屋の従業員さんが迎えに来てくださいました


これがリアル富貴屋さんです


で、チェックインし、お部屋に行ったところ、2万7千円の超高級プランを奮発しただけあって、八万地獄に面しているサイコーのロケーションのお部屋でした。

これが案内板

これが八万地獄。実際はもっとすごかったのですが、写真だとイマイチ伝わりませんね


で、これで終わりなのかなーと遊歩道を歩いていくと、じつはこの先が本番でした
九州ホテルの前の、たくさんの地獄たちで、お糸地獄、大叫喚地獄、邪見地獄などがあります、とくに、大叫喚地獄と邪険地獄は、猛烈な勢いでガスが噴出しており、迫力満点でした。しかし、なんでこんな名前がついてるのかと思ったのですが、行基というお坊さんが雲仙を開山したらしく、雲仙温泉は修行の場だったようです。だから、たいそうな名前がついているらしいのです。あと、江戸時代に捉えられた隠れキリシタンたちは、雲仙につれてこられて、沸騰しているお湯に落とされるという、それはそれは悲惨な拷問をうけたとのことでした。


で、まあ、そんな感じで各種地獄を見学した後、温泉にはいりました。温泉は、強酸性のいおうの温泉でとても気持ちよかったです。ただ、高い金を払った割には、お風呂は古ぼけており、若干興ざめでした。

で、風呂に入った後、本日のメインイベントの夕食をいただきました。事前に、ありえないような金額を払い、長崎牛のステーキと伊勢えびのソテーを注文してあったので、期待のハードルあがりまくりです

で、出てきた前菜たちとお刺身


メインディッシュ1の長崎牛のステーキ
肉が皿の端によっています、うーん、真ん中においてほしかった


メインディッシュ2の伊勢エビのソテー


どれも、とってもおいしかったです

ただし、ですよ。高い金を払った割には、やや期待はずれでした。

何よりも、この2品、前菜たちを食べ終わる前に出てきたんですよ。おなかいっぱいになったら味が分からないってのはあるのですが、それにしたってさ・・・・。
あと、この大物2品、同時に出てきた。せめて、伊勢エビのあとにステーキを出すとか、配慮してもらっても良いと思うのだが、、、、ステーキ食べたら伊勢エビの味なんて分からないじゃん。あと、伊勢エビは本当に単なるソテーになっており、ステーキもなんだか焼いただけ、まあステーキは本来焼くだけだから仕方ないかもだけど、結果的に、両方ともおうちの味になっていたのが、これまた残念無念。むかし、帝国ホテルで伊勢エビのフライを食べたときの感動と再会したかったのだが、ここは長崎の果て雲仙、そんなこと贅沢な希望なのかもしれない、、、、などと感傷に浸りました。

で、ご飯を食べた後にも、再度温泉にはいり、その後、バーで焼酎などをいただき、ほどほどに酔っ払って就寝となったわけでございます

2013-02-27

九州縦断旅行3

23日(土)の午前中は、長崎観光しました

たしか9時ごろホテルを出発し、とりあえず長崎駅に荷物をコインロッカーに預けました。で、その後、どこに行こうかとしばし思案した後、出島に行ってみました。

これが出島全体像。ただし、出島といってますが、明治時代に周辺部を埋め立てたらしく、もはや陸続きとなっています。

再現された江戸時代の出島の町並み


南蛮貿易のオランダ側の代表者カピタンの屋敷がありました
カピタンは、貿易を独占していた幕府の役人との折衝が主な役割でした。商売がうまくいくように、幕府の役人をご接待したり贈り物したりしたようです。


和洋折衷の執務室です
壁紙は、ヨーロッパのデザインを模して、日本の職人さんが作っていたようです



これが大広間。
大広間で食事をしたようです
しかし、日本家屋にヨーロッパ風のデザインを取り入れると、かならずこんな雰囲気になるんですね。明治~大正時代の和洋折衷のデザインと同じです


貿易は、日本からは陶磁器や銅を輸出する一方で、オランダからヨーロッパで発展した技術や砂糖を日本に輸入したようです。この時期に、時計も日本に入ってきました


この時計は、まだゼンマイではなく錘を利用して時間を刻んでいました。しかし、素人目にも1秒の間隔が違うときがあったのは新鮮でした。しかし、よく考えてみれば、生活している時間感覚などいい加減なので、デジタル時計や高級腕時計のように、1年で1秒も狂わない時計のほうがいらないのかも、というかそんなに生き急いでどうするんだというほうが人間らしいのかも知れない・・・などとつれづれ思ったわけです。

ミニチュアの出島です
出島といえば、こんなイメージですが、いまや、ほとんど陸続きになってます




そんなに期待していなかったのですが、出島は思った以上にいろいろあって結構楽しめました。というか、最近は、こういうのを見ても、なんとなく楽しめるようになったというのが正解でしょうかね。あと、学校で習っていたことを思い出したりして、こういうのを教養(Liberal arts)って言うんだな、などと思ったわけです

で、その後、前日果たせなかったチャンポンといか皿うどんを食べに中華街にいきました、で、これがテキトーに入ったお店で食べた皿うどん。あやうく食べそうになりましたが、なんとか写真におさめることができました


味は、、、まあフツーでした・・・・
そう、ちょっと行ったところにリンガーハットがあったのですが、地元の人は、中華街とリンガハットのどっちをお勧めするのかなーなんてぼんやり思いました。

これがお店のメニュー
お客さんが要望する取り分け用小皿は出さないというのは、観光客でひとつのチャンポンをみんなでシェアする人がいるからですかね。なんとなく、こう書きたい気持ちは分からなくもないです。だけど、追加注文を断るってのは、なぜなんでしょうか????まあ、たぶん、観光客が多いんでしょうね、全般的に高飛車な感じです。観光地っていいですね。

で、皿うどんを食べたあと、出島ハーバーで散歩しました
たぶん、観光客船の咸臨丸。坂本竜馬関連ですかね。対岸の工場が、三菱重工の造船所です


これが海上自衛隊の潜水艦救難艇ちはや
一般公開していたみたいです


という感じで出島周辺を観光しました
で、この後、長崎県営バスターミナルに移動し、13時発の雲仙温泉行き特急バスで雲仙に移動しました


九州縦断旅行2

22日(金)は、指宿から長崎へ移動しました。

朝7時ごろに起き、昨日疲れていてできなかった砂風呂にはいりにいきました。さすがに、朝からお風呂に入っている人はほとんどおらず、砂風呂も温泉も貸切状態。どっちも気持ちよかったのですが、砂風呂は、おそらく天然モノでなかったのが、やや残念・・・・

で、朝食を食べた後、朝9時ごろに旅館を出発し、9時半指宿発の快速電車で鹿児島中央駅まで移動、その後、九州新幹線にのって新鳥栖まで移動しました。確か新鳥栖に着いたのが12時半ごろ。1時間ほど時間をつぶし、1時半ごろの特急かごめで長崎までいきました。実は、九州は今回はじめてで、新鳥栖が九州のどのあたりだったのか良く分からなかったのですが、あらためて地図を見ると、ほとんど福岡県のそばだったようです。で、特急かごめに乗ること1時間くらい?で目的地長崎に到着しました。たしか、3時前だったと思います。で、そこから宿泊場所の全日空ホテルに移動し、3時半ごろチェックインしました

結局半日以上移動してたわけで、とっても疲れていたのですが、ホテルにいても仕方ないので、ホテルのすぐそばにあるグラバー園に行きました。で、その途中にあった浦上天主堂


そとから見ただけで、中がどうなっているか良く分かりません・・・・・
で、グラバー園にいきました。これがグラバーさんの胸像。記憶によるとグラバーさんは、スコットラドから渡って来て、ヨーロッパの産業や機械を日本にたくさん持ってきた貿易商だったようです。


これがおうち


グラバー園から、長崎市内を眺める
冬なのにもやがかかったように見えるのは、中国からの大気汚染物質が日本にやってきた性ではないかなどとかんぐってしまいました。


で、そんな感じで、グラバー園を2時間くらいかけてじっくり散策しました。で、いったんホテルに戻り一休みした後、中華街にご飯を食べに行きました。これが中華街の門。


中華街を歩いていると、おっさん二人が路上でケンカしていたのですが、かなり昔、長崎へ社員旅行にいったとき、夜、先輩と中華街に繰り出したのですが、そのときもケンカしている人たちいたので、長崎は血の気が多い人が多い町なんだなーとぼんやりと思いました。

で、何か食べようとウロウロしたのですが、どこのお店も満員・・・長崎ランタン祭りとかやらのせいみたいです。それでも、おなかもすいたので、どこかのお店に入ったところ、「コースならすぐできるけど、単品は1時間待ち」と、殿様商売丸出しで興ざめしてしまいました。で、仕方ないので、町をぶらぶらしていたら、五島うどんのお店があったので、おうどんをたべました。五島うどんは、生まれて初めて食べましたが、まあ東京で言えば稲庭うどんですね。


で、そんな感じで、2日目も過ぎ去っていったのでございました

2013-02-26

九州縦断旅行1

2013年2月21日(木)から、やんごとなき理由により特別休暇を取得し、九州縦断旅行に行きました。今回のたびのテーマは、九州の温泉をめぐることと、神屋宗堪の旧跡をたどるのがもくてきです。

たしか、20日(水)は、がんばって終電まで仕事を行い、次の日は朝6時半ごろのTXにのって、朝9時過ぎのスカイマークにのって鹿児島に行きました。で、鹿児島からは空港バスに乗り鹿児島市内に移動。で、何するかとしばし思案したのち、鹿児島ラーメンをいただきました。鹿児島中央駅ないにあった「こむらさき」さんの鹿児島ラーメンです。おそらく、トンコツラーメン風でしたが、とてもやさしい味がしたはずです。


で、次に向かったのが示現流博物館。示現流とは、よく分かりませんが、薩摩で伝統的に受け継がれている剣術の一派のようです。罰当たりにもルパン三世の次元と示現流の違いが分からなかったのは、公然の秘密です。なんとなく、「肉を切らせて骨を絶つ」ということわざを思い出しましたが、そんなことは一言もなかったので何の関係もないようです





で、次に行ったのが西郷隆盛の像。まあ、これは、見たままです。途中、天文館という有名な繁華街がありましたが、まあ、そんなもんかというレベルで地方都市の実力を図り知ったわけです。


で、その後、行ったのが集成館。集成館とは、開国のプレッシャーが強くなった江戸末期に、薩摩藩藩主の島津斉彬が経済繁栄を狙って各種工業を育成した地です。で、これが島津家の鎧


島津家の庭園



庭園から桜島


集成館では、島津家の館の説明を聞きつつ、お抹茶とお菓子をいただき、とってもセレブな気持ちになりました。で、その後、本日、最大の目的地である指宿温泉に移動しました。鹿児島と指宿はほんの隣町ぐらいのイメージだったのですが、一時間に一本しかないローカル線で、一時間ちょっとかかりました。とまったのは指宿白水館

が、しかし、薄暗かったのと、疲れていたため写真はほとんどありません
まず、到着していただいた夕食。あまりはっきり憶えていませんが、お刺身と黒豚のシャブシャブ、焼き魚(サワラ)・茶碗蒸しがメインディッシュだったと思います。




地元の焼酎などをいただきおいしかったはずなのですが、全般的に記憶があやふや・・・・、です。で、ご飯を食べた後は確か、温泉にはいりました。さすがに、平日ということもあり、よる9時ごろ温泉はガラガラで、とても気持ちよかったです、が、なんの写真もありません。

そんな感じで初日は過ぎ、次の日、朝起きた直後に砂風呂といってもホテルの中にあるやつに入り、再び温泉を満喫しました。といった感じで、初日は過ぎ去っていたのでございました


2013-02-20

かわいい後輩とカップケーキ


かわいい後輩が、カップケーキを作って持ってきてくれました。
で、これが、後輩と、彼女が作ったカップケーキ。


みんなに女子力アップともてはやされ、本人もまんざらでもない感じ
ほほえましかったです

スマートプライシング

スマート・プライシング ~利益を生み出す新価格戦略~(2011)
ジャグモハン・ラジュー
ジョン・チャン



マーケティング実務で価格戦略といえば、値下げの方法論(たとえば、値下げ・店頭プロモーション・容量アップなど)のことだろう。さらに、実務における価格戦略の位置づけとは、もっとも下品で低俗な手段で、忌み嫌われている。しかし、改めて世の中を見渡してみると、値づけの方法は、無料から、自動値下げ・成果報酬などなど、マーケティングのテキストが注目しなかっただけで、実に多様だ。この本は、実務家たちが見出した新手の値づけ方法が成功する要因についてキャッチーにまとめている。

おそらく、この本が紹介する値づけ方法を分類するとこんなところか。

・ 顧客によって価格感度、価格弾力性は異なる・価格はSegmentationの一変数となる
→  自動値下げ方式 / 購入価格指定方式 / Snob premium

・ 商品から直接的な便益を享受する顧客が、必ずしもコストを負担する必要はない
→ Free

・価格で産業構造を再編する
→ 損益分岐点と販売数量・価格戦争

・取引によって生まれる価値から価格を決定する
→ Pay as you wish / 成果報酬制

著者たちは、それぞれの価格づけが成功する要因についてまとめている。具体例は興味深いし、分析はなるほどと思うものばかりだ。しかし、最初から、そんなことを狙っていないのだろうが、それぞれの例の理論的な背景については、解説が少なくて残念だった。価格付けで、世の中に一石投じたいマーケターにお勧めしたい。