新潮新書
橘玲
駅の本屋で、何となく買ってしまった本
個人的には、遺伝子が人の性格や行動に影響を及ぼすのは、もはや当然だと思う。環境と遺伝かどっちと言われれば、たぶんどっちもということで、例えば、この資質ならば、遺伝が何%ってな具合で。
そもそも、人の容姿・運動能力に、親の遺伝子の影響を否定できる人はいないはず。そう考えると、性格や思考が、脳の活動の一部ならば、これらが親の特徴を引き継がないわけがない。
実は、人を調べる学問は、イデオロギーなしでは語れなかったのではないのか?
一番良い例が、フェミニズムだ
正直なところ、フェミニズムが何を言ってきたかなんてわからない。だけど、あの人たちの言っていることは、生まれてきた人間はまっさらで、育て方によって、人はいかようにもなると。であればこその、男女平等だった。だけど、それこそが、単なるイデオロギーだったのかもしれない
普通に考えれば、男女、あるいは全ての人が全く同じわけない。優秀な運動選手は、圧倒的に、黒人が多いはず。個人的な感想だけど、女性は、男性より、競争よりも圧倒的に協調性やコミュニケーションを重視する。私は、女性が多い(強い?)職場で働いているのであるが。、運動能力、論理性と長期的な価値判断は、男性が勝っているのでは?と感じることがよくあるし、それは、女性が、男性に期待する資質だ、という気さえする
昔から進化心理学とか、進化生物学の本をよく読んできた身としては、内容に目新しさとか、斬新なところは見当たらなかった。正直なところ、どれもこれも、聞いたような話ばかりだった。たぶん、読書とは、自分が好きなテーマを扱う異なる本を、たくさん読むことなのかもしれない
大げさなタイトルで、特定の世間からは反感を買うかもしれないけど、実際のところ。普通の人が普通に感じていることを、それなりの科学的な根拠でまとめた本、ってところなのではと思った次第なのでございます
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