働き始めて1ヶ月。少しだけだけど、勤め先のことがわかってきた。
勤め先は、びっくりするほどの不調が継続中。しかし、恐ろしい不調が続いている割には、不調とは不釣り合いな大きなブランド資産も持っている。ほんどテレビCMをやっていないことを考えると、これは驚くべきことだ、、、とよく思う。が、古くからの社員のみなさんは、この貴重な価値に、あまり気づいていない、、、ように感じる。
勤め始めてしばらくして、不調の原因が、比較的はっきりしていることに気がついた。しかも、古くから働いている人たちも、その原因に、うすうす感づいているように見える。しかし、不思議なことに、だれも原因を改善しようとしない、、、ようにも見える。なんとなく、見て見ぬふりをしている、、、感じがする。
かつて、売上が急降下した後、何度か経営者が変わった。
そのたびに、社内はリストラと組織変更を繰り返した。加えて、商品戦略の根本的な変更も行った。がしかし、戦略を変更した年も不調が継続。売り上げは、戦略変更の翌年にようやく下げ止まった。新参者からみると、戦略変更が功を奏したように思える。戦略変更後に入社した人も、同じような感覚を持てる。がしかし、古くからいる人たちは、それを決して認めようとしない。
現場の社員は、経営者が変わるたび振り回されつづけた。しかし、振り回されたわりには、戦略変更の年に不調から抜け出せなかった。不調の原因は、去って行った経営者に帰され、戦略の評価はうやむやのままだ。さらに悪いことに、彼らは、不調から脱するために必要な挑戦する気持ちと自信を失い、今に至ったように見える。
早くて数ヵ月後、遅くても数年後には、再び現場に嵐が吹き荒れるだろう。その時、自分がどうなっているか、全く見当がつかない。ふたたび、経営の荒波にさらされるのは間違いない。その時をどのように乗り切るかが、この数年間の課題、、、と感じている。
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あと、直属の上司が
「なんでも感じたことを言って下さい。どんどん変えていきたいんです」
というので、機会があるごとに、やんわりと意見を言うようにしている。がしかし、どうも、意見を受け止めきれない様子。さらに悪いことに、理解できないので聞いていないことになっている気すらする。
おもうに、よそ者の意見なんて、受け止めることなどできないと思う。意見を言いすぎると、感情的な反発を招くに決まっているので、今後も、やんわり指摘するにとどめておこうと思う。そもそも、
「今のやり方のここはおかしい or 改善できる気がしているが、どう思うか?」
と言える時に初めて物事が前に進むと思う。単純にいえば、課題を見つけられない人に、課題を解決できない。そもそも、他人に指摘された課題など本気で解決するわけない、と思う。変えたい人は、自ら勝手に変わっていくもんだ。誰かに変えてもらいたい人は、自分以外の誰かが、自分に都合よく変わってくれる、、、、と思っていると何となく感じる日々なのであった。
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