最近、Commitmentという単語が流行っているようだ。まあ、社会人やってると、日本語で聞きなれない英単語が流行ったり廃れたりするものだ。で、今回のCommitmentも、その手のものの一つなんでしょうね。ちなみに、この手のものたちの存在価値とは、煎じ詰めますと、世間的なサラリーマンが、「オレ、サイコーにイケてるぜ」的な社内ポジションをとりたい時に使うえーかっこしー的単語なんだろうねえ、などとつれづれ思うわけなのです。
で、Commitmentって単語、わしが最初にしったのは、たしか、ゲーム理論の中の戦略活用行動か何かを勉強してた時だったのではないかな。そう、その意味で、Commitmentなる英単語がサラリーマン的生活に突然出現し、なにげにびっくりしたわけです。で、話が元に戻ると、普通、ゲーム理論を勉強すると、非協力ゲームというか囚人のジレンマ的な話が必ず出てくる。で、そのとき問題になるのが相手の行動と、相手の行動の根拠となる、自分が相手に対して行う約束なのだ。がしかし、自分が約束した行動を必ずとるかなんて、相手も分からないけど、もっと言えば、自分自身でさえ分からない。ということで、じゃあどうしますか?ということになる。で、そのとき、未来の自分の行動に対してCommitmentを行えばよい、ということになるわけです。つまり、自分の未来の行動を約束する、、、といか、もっと強い言葉でいえば、未来の行動に対して背水の陣に立つような状況に、むりやり追い込むわけですよ。つまり、Commitmentとは、必ずやりぬく覚悟を決めるとかそんな意味になる。
がしかし、サラリーマン的社会では、まあ、必ずしも、そういう意味で使わない。よくあるのが、「××さんは、とある仕事にコミットしない」という使い方。この場合、Commit = 真剣に仕事をする、、かな。まあ、それでいいのかなーという気ももするが、なんか違うよなーというのが正直なところ、、、です。まあ、それは、わしが仕事とはCommitするようなものでないという感覚があるかもしれない。まあそれはそれとして、もっとひどい使い方となると「お客さんとこの内容でコミットしました」ってパターン。この場合、Commit = 決定、、、かな。えー、そー言う意味じゃないでショーという感じなのです。が、まあ、なんでも間口が広がると、内容のクオリティーなんて保てるわけないので、まあ、そんなもんかもねーなどと漠然と思いをめぐらす日々なのでした。
ちなみに、今日、とあるお客さんに分析コメントをおくったら、「おい、今月のコメントは、気合が入っていない!」と、朝から怒られたのであった。
はい、わたし、仕事にコミットしてませんから、残念!
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