で、個人的には、どーーでもいいじゃん、というか、つまらんこと気にするなーと思うのですが、そのブログで、さらにさらに、「標本のサンプルを小文字のnと書かないのは、リサーチャーとしてけしからん!」という話を、最近、展開しておりました。
いまんとこの最適解 サンプルサイズの表記 2011-02-04
ライオンさんのプレスリリースがtwitter上で流れていました。
〇徹底検証!トイレをキレイにすると本当に ”いいこと”がある!?”トイレをキレイにしている人”は「モテ度」や「年収」が高い!
内容もキャッチーで、因果関係の解釈とか話題の広がりも豊富になりそうな内容です。
…で、僕が気になったのはグラフに表記されている「N」。
これはサンプルサイズ(標本の大きさ)*1を意味する表記のようです。
この表記はよく見かけるのですが、あまりよろしくありません
「N」(ラージN)は母集団の大きさを表す表現です。
標本の大きさを表すには「n」(スモールn)を用いるのが数学、統計学の常套です
ライオンさんのプレスリリースがtwitter上で流れていました。
〇徹底検証!トイレをキレイにすると本当に ”いいこと”がある!?”トイレをキレイにしている人”は「モテ度」や「年収」が高い!
内容もキャッチーで、因果関係の解釈とか話題の広がりも豊富になりそうな内容です。
…で、僕が気になったのはグラフに表記されている「N」。
これはサンプルサイズ(標本の大きさ)*1を意味する表記のようです。
この表記はよく見かけるのですが、あまりよろしくありません
「N」(ラージN)は母集団の大きさを表す表現です。
標本の大きさを表すには「n」(スモールn)を用いるのが数学、統計学の常套です
あのさー、というかさー、空気よもーよー
サンプルサイズの表記がnだったとしても、ライオンが発表した資料の解釈なんて変わらないし、もっと言えば、解釈に深みもでないじゃん。
この批判、マーケティング的に意味あんのかなー?
マーケティングリサーチャーなら、マーケティング的に意味がある指摘をしてほしいところだなー
もちろん、統計学的には、標本と母集団の違いは重要
が、リサーチャーは、統計学のマーケティングでの応用が重要なのです
だから、マーケティング的解釈に影響しない誤用に対して、とやかく言うことにメリットを感じません。
そうそう、よく数学者が教える数学に対して、(数理?)物理学者が、こんな文句を書いていたことを思い出ししました。
・数学者は、連続関数は微分できる、といっておきながら、一方で、いたるところで微分できない連続関数があるといって、数学ユーザーをびっくりさせる
・数学者は、定義と定理と証明で数学を教えたがるけど、数学ユーザーにとって、証明を学ぶことは、車検に出した車を自分で点検するようなものだ
つまり、物理学者は、べつに数学の理論体系そのものには興味なくて、数学の物理での応用だけに興味がありますが、数学者は物理学者が置かれている状況似たいする理解が足らなくて、つまらない批判とか、教育方法をとりがちです、、、、というようなお話です。
ま、リサーチャーは数学ユーザーの中でも、かなりレベルも地位も低いと思われ、物理学者と比べること自体、すごく間違っていると思うのですが、なんだか、これらの話は似ている気もしなくもないです。
(今日の格言)
「マーケティング・リサーチ」の結果は、現実的には標本調査をしていてても、調査結果は母集団を調べた時と寸分たがいませんから!
いじょう
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