かのケビン・ケラー先生の戦略的ブランドマネージメント3版を、春先から読んでいます。今読んでいるのが10章で、未だに読み終わらなんです、、、、でも、このたび、ケラーが提唱しているConsumer Based Brand Equityの基礎についてパワポでまとめてみました。
で、まとめたのですが、いかんせん基礎的すぎて、これが実務にどのように関連するかがイメージしにくいシロモノとなってしまいました。まー、べつに実務家に分ってほしいとも思ってないんですがー。
とくに、僕の考えでは、消費者と企業の間には情報の非対称性があって、それを解決するのがブランドだったり、ブランディングだっていうのが、CBBEの理論的な根拠になると思われるのです。が、その辺は、情報の経済学・ゲーム理論・認知心理学あたりの話を知っておかないとイメージしにくのかもね、という感触をえております。
ちなみに、専門家じゃないですが情報の経済学に関していわせていただきますと、かの有名なアカロフのレモン市場は、消費者と企業の取引が悪い均衡にロックインするという点にフォーカスしていたはずです。だけど、ブランド論は、全く同じ状況でも、その逆、つまりよい均衡にロックインするという可能性について、経験的な根拠を指摘していると思うのです。
で話が元に戻ると、マーケティグやブランド論は、とっつき易いし、もっと言えば、誰もが消費者なので、好き勝手言えるんですよね。でも、自分の感想を言うのと、理論に基づいて現象を考えるのは、全く別物なハズなんですよねえ。たとえると、マーケティングの現状を数学で例えると、四則演算だけしか知らない人、まあ、大卒文系かな、、、が線型代数、というより行列と行列式を見て、「なんだ普通の四則演算しかねえじゃん、らくしょーでしょ」と言ってるのと大差ない気がします。でも、マーケティングと数学を比べるのは、数学に失礼かも。
ということで、以下がブランド論基礎部分のマトメとなっておりますー
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