2017-02-12

インド拒否

昔の会社の知人から、愚痴めいたラインがきた。いわく

「インド転勤は断固拒否、インドに行くくらいなら会社を辞めてやる。あんな不衛生なところに住めるわけがない」

ひどい。実は、当人は、ひと月前に転職したばかり。内定条件の一つに、インドに行きがあった、と聞いている。そして、この会社に内定を得るにも、おそらく一年近くの時間を要したはずだ。というのも、その前の会社は3か月持たずに辞めている。年齢は、50歳を過ぎている。営業一筋で、これといった技術はない。

条件だけ並べると、正直なところ、崖っぷちなのではないだろうか。

何度かやり取りをした。やんわりと前向きに考えるように促した。インドでしっかり実績を作ることが大事だし、今後の人生の資産になるはずと。がしかし、全く聞く耳を持たない。お前の意見は他人事だと。

いや、そもそも、私に、その人のインド転勤を中止させることなどできない相談だ。今はお互い別の会社で働いている。そんな私にできることといえば、愚痴を聞くことぐらい。会社辞めて転職してやるなどと、脅迫めいたこと言われても、あなたがそうしたいのであれば、そうするほかありません、としか言いようがない。

そんなことを考えている時、ふと思った。口には出さなかったけど、彼の本音は別のところにあったのかもしれない。それは、

「就職の世話をしてくれないか?」

実は、彼が地元に買ったマンションは、私の職場のすぐそばなのだ。彼は、長い間、転勤で地元を離れている。理不尽なインド行きの惨状を訴えれば、同情を買えるのではないか?。勘ぐりすぎであってほしい。

一方的な愚痴と、みたくもない下品な画像を送りつけてきて、こちらからの質問にはロクに答えず連絡は途絶えた。彼が、この先、どんな決断をするかわからない。がしかし、力になれることも、残念ながら全くない。

ゴースト/ニューヨークの幻




通り魔に殺されてしまい、成仏できない主人公が、霊媒師を通して、まだ生きている恋人を悪者から守りづつける恋愛・勧善懲悪・ファンタジー映画。

自分が、一言でまとめると、こんな感じになる、幕の内弁当のような映画。だけど、白々しいストーリーながらも、それを感じさせないくらい、うまくまとまってる。

画像はDVDのパッケージ写真で、この映画で一番有名なシーン。映画を見る前は、このシーンがハイライトだと思っていた。が、さにあらず。言っちゃうと、映画の本編とは、ほとんど関係ないし、その後の会話にも出てこない。正直、木に竹を接いだようなシーンだ。だけど、このシーンだけで、えらくImplicitにエロく成り立っていて、たしか、CMでもこのシーンが使われていたはずだ。このシーンをCMに使ったことが、人を映画館に足を運ばせた要因の一つにちがいない

本編を見終わった直後は、正直、それほど恋愛映画だとは思えなかった。ストーリーを素直に読めば、主役はPatrick SwayzeとWhoopi Goldbergだ。Demi Mooreは、それに続く役柄である。物語のキーは、インチキ霊媒師のWhoopi GoldbergとPatrick Swayzeの掛け合いにあり、霊媒師のWhoopi Goldbergが、成仏できない(仏教じゃないけど・・)Patrick Swayzeの気持ちや考えを代弁することで物語は進む。

女性が好きな恋愛映画とあったのだが、Demi Mooreの悲しきヒロイン役に肩入れするのではないか。そう簡単には忘れられない、死んでしまった恋人が、死んでもなお自分のそばにいて、危機を救ってくれる、、、というが、女性の本能に訴えかけると思う。

恋人に先立たれて寂しいDemi Mooreを、その友人が口説くシーンがあった。が、寸前のところで結局ヤラず?じまい。たしかに、こういうすがるような表情する人いるよなーと、いろいろ思いを巡らせたのでありました。

男性目線としては、Demi Mooreは、全編を通して驚異的なかわいさがあった。演技、ストーリー関係なく、彼女を見ているだけで、それなりにエンターテイメントとして成り立ってしまう。一般的に女子は、20代の数年は、本当に綺麗でかわいい時期がある。Demi Mooreは、この映画の頃が人生の絶頂期だったはずだ。

ということで、かなり盛りだくさんな内容の割には、ストーリーは、シンプルにまとまっており、とても見やすい映画なのでした